メジャーのダイアトニック・コード

ジャズ理論 目次(その他の項目)

Daiatonic Chords

ダイアトニック・コードとは、ある調の音階(しばらくは長調を前提に進めていきます)上にできる、その音階の音だけを使っているコード。通常は、このタイプのコードが中心となって音楽は作られています。

機能は ダイアトニック・コードを更に細かく分類し、トニック、サブドミナント、ドミナント を略記(T、SD、D )で表します。

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スケールディグリ―
各音階上の音に振り分けられている数字。各コードのルートからの音程を元に音階における役割も表示する。
数字のみとR(ルート・根音の意味) コードトーン  T テンションノート S スケールノート 音符は黒丸で表示 

テンションノート
和音の上に重ねると、響きに緊張感が増す音。Tを使って表記する。

トニック(安定)サブドミナント(やや不安定)ドミナント(不安定)の分類の仕方は諸説あります。

ジャズにおいては、Ⅶm7♭5は、ドミナントの動きをすることはほとんどなく、このサイトでは Ⅶm7♭5 の機能をドミナントとしては考えないことにします。(こちらも諸説あります)
いずれるせよ、ジャズを演奏するにあたっては、大事なことはスケールを導き出すことなので、もし分類の仕方に迷っても、あまり気にしなくても良いかと思います。