マイナー曲(Black Orpheus)の分析例

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※1 この曲のイメージから、Ⅰmのコードスケールに、あまりマイナー色が強くならないキーに対して一番素直なナチュラルマイナーを選択(もちろん他のスケールも選択可)
※2 転調する時は新しい調との音程を表記(このケースだと短3度上がって転調を示す)
※3 マイナーのまま、Ⅳm7 ♭Ⅶ7と分析することも可能だが、キーCに転調したと考える方が、分かりやすい(アドリブが演奏しやすい)ので、6~12小節目はキーCに転調と分析しました。
※4 Ⅳmとしても分析できるのですが、このコードをm6として演奏したかった(Ⅳmのままだと、基本的にはコードスケールはドリアンでコードはm7)のと、21~24小節目にかけてDmのⅡ-Ⅴ-Ⅰとも分析できるので※3と同様に、演奏しやすいのでここは転調と考えました。
※5 コードの転回形はこのように、ベース音になる音を、コード対しての度数をアラビア数字(3、5、7)や♭などを使って表す。(キーC で C/E が出てきたときは Ⅰ/3)