頻繁に使用されるモーダル・インターチェンジ・コードとスケール

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※ ♭Ⅶ7のコードスケール は 、ほとんどの理論書ではリディアン♭7に設定しますが、 本サイトはモーダルインターチェンジコードとしての♭Ⅶ7にはコードスケールとしてミクソリディアンを設定することを推奨します。(理由は次回で)

※上記のコードは、あくまでも頻繁に使用されるモーダル・インターチェンジ・コードですので、もちろん、上記以外のコードも出てきます。その時は主音の音とコードトーンの音から基になっているスケールを探してみてください。( モーダル・インターチェンジ・コード 以外のコードの可能性もあるので要注意)

例)ハ長調で  モーダル・インターチェンジ・コード としてEbMaj7 が使用された時のスケールの出し方

コードトーンの ミ♭ ソ シ♭ レ と主音のドの音はスケールの音として決定。そこから逆算してスケールとして可能性があるのは、イオニアンかリディアン。そのスケールの音の違いはラが♮か♭か?ここは モーダル・インターチェンジ・コード として考えていて転調ではないので、ハ長調により近いサウンドになるリディアンを選ぶのが基本です。(もちろんイオニアンも選択可。その時はラ♭)

※今までは、長調の中に出てくる モーダル・インターチェンジ・コード でしたが、このコードの基本的な考え方は旋法が交差・変換されることなので、当然短調の曲の中にもモーダル・インターチェンジ・コードは使われると本サイトは考えます。(あまり他の理論書では取り扱われていない事項)具体的に短調の曲 モーダル・インターチェンジ・コード として使用しているかな?という曲名をあげると「Alone Together」(13小節目等)や「You And The Night And The Music」(7小節目等)となります。