レフトハンドヴォイシング ロー・インターヴァル・リミットについて

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ロー・インターヴァル・リミットについて

レフトハンドヴォイシングを学ぶにあたってロー・インターヴァル・リミット は、どうしても避けては通れないルール的なものになりますので、まずローインターヴァルリミットから説明していきたいと思います。

ローインターヴァルリミットを直訳すると、低い音程の限界かと思います。もう少し分かりやすく説明するとピアノ真ん中あたりでドとミ(長3度音程)を同時に弾けば綺麗に響くけど、鍵盤の一番低いところで ドとミ を演奏した場合は綺麗に響きあっているとはいいがたいかと思います。つまり長3度の音程が綺麗に響きあうのはどこまでか? というのがロー・インターヴァル・リミットとなります。

下の図が各音程のロー・インターヴァル・リミット を記したものです。各音程、これ以下は響き濁っていくので気を付けてください。というものです。(実際の演奏では、下の図より下回っていてもオーケだったりしますので、あくまでも目あすと思ってください)

下図がレフト・ハンド・ヴォイシングとローインターヴァルリミットの関係を記したものです。
レフト・ハンド・ヴォイシングは、その押さえた和音の下にベースの音(黒丸の音符)が来ることを想定します。その想定されたルート音と、レフト・ハンド・ヴォイシングの最下音がローインターヴァルリミットを超えているかいないかを確認する必要があります。 (下図は上図を厳密に守ったものです。実際の演奏では多少多めに見られることもあります)