分析例7


-1 ドミナント7thコードを中心に分析して矢印や、カギ括弧を書き込む
-2 転調の有無を確認
-3 ダイアトニック コードの分析をする
  (あきらかに転調と分かる部分は一緒に分析してしまう)

※ 6小節目のB♭7は、前のコード(Abm6)からの流れを受けて9thを♭9にしてもよい。

②  残ったコードの中から、さらにドミナント7th を中心に分析して
   Sed.D・Ext.D・Sub.D・SFD、それに付随されるRelコードの分析をする

③  さらに残ったコードに対して、M.I.・Dimコード等で分析します

※1 頻繁に使われるモーダルインターチェンジコードの表にはでてこないコードだが、モーダルインターチェンジコードの意味を考えた時(モードが変わる)そのコードに当てはまると考える。

※2 前のコードのスケールを受けて、メロディックマイナーの派生スケールであるロクリアン(9)を選択。このことによって、CmもAm7(♭5)もラとシは♮になる。

※3 この部分はマイナーに転調しているので、Ⅴ7/Ⅴの、コードトーン以外の音は、Cmの音階から選ぶ。

④  レフトハンドヴォイシング(ピアニスト用)とコードスケールを書き出します。
  ※LHVは慣れるまではコードスケールから基本の4音の形で出してください。
   そこから曲想やメロディの高さに合わせ、音を抜いたりして微調整します。

※クリックすると拡大します

※1 サビ直前の1拍ずつコードが動くような時は、響きが重くなりすぎないように音を省略等して工夫する。

※  この押さえ方だと、次のコードFm7にスムーズに繋がっている(連結している)とはいいがたいのだが、どこかでコードの動きが飛んでしまうのは、ジャズの場合は、ある程度仕方のない事だと思います。