練習曲Ⅲ F Blues
番外編1 ピアノ課題 両手のコンビネーション練習法
今回は番外編として、ピアノに特化した記事になります。ピアノ特有の問題と言ってもいい、両手のコンビネーションの練習法です。ピアニストは最初どうしても、右手がアドリブ、左手がコードと別れてしまいがちなのですが、ピアノの演奏は単音から7~8音の分厚い和音までの、音の厚みの幅を持っています。それをうまくコントロールできるようになって、2コーラス、3コーラスと長いソロを取れるようにしていきましょう。
両手のコンビネーションは、基本的には合わせるか、合わせないかの2択しかありません。
練習手順
課題① 全部のフレーズに左手を合わせてみましょう。
このパターンはビルエバンスがたまに演奏することがありますが、一般的にはこれだけ長い間演奏することは極めてまれだと思ってください。
課題② 強調したい音に対してだけアクセント的に左手を合わす。
課題1で、不必要だと思うところは外していきます。アクセントをつけたいような音に対してのみ合わせて、あとは左手は休んでたりしてください。
課題③ 今度はフレーズの隙間に左手を入れる練習です。
この練習をすることによって、右手のフレーズもしっかりと休み、そのことによってアドリブで休みのない「弾き続けなくちゃいけない」的なフレーズから逃れることもできると思います。
課題④ 課題2と3の融合です。
両手による音の厚みをコントロールすることによって、ピアノ的で、より音楽的なアドリブを挑戦していってください。
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伴奏音源(BPM80)
伴奏音源(BPM100)
伴奏音源(BPM120)