コードスケール表の記譜、分類表示について

ジャズ理論 目次(その他の項目)

コードスケール表の記譜・分類表示の見かた

コードトーンとテンションは白玉で表し、スケールノートは黒丸で表します。数字はルートから数えた音程を表します。(1度の音は1と表すケースもあります。このサイトではルートを表すRを使用します)

長音程には何もつけず、短音程のみ♭をつけます (長3度は、ただの3 短3度は♭3)
完全音程には何もつけず、増音程には♯ 減音程には♭をつけます (完全5度は、ただの5 増5度は♯5 減5度は♭5度です)

テンション・ノートにはTをつけ数字にはコードトーンの上に乗る音ということで、ほとんどの場合7より上の9、11、13等を使います。またスケールノートはSをつけます。

語彙の説明

機能  
各コードの役割、種類。略記を使用し円で囲って表します。

アナライズ  
各コ ードが曲の中で、何度にあたるのか、何度に対してアプローチしているコードなのかを表します。度数はローマ数字を使用します。

コード・スケール  
理論によって導き出された アドリブ演奏時やアレンジなどで各コードで使用するスケール名。アヴェイラブル・ノートなどとも呼ばれています。

テンション  
コードトーン以外の音で和音に対して緊張感を与え、かつコード進行に対して阻害しない音。簡単に言うと、この音を使うとジャズらしいサウンドになります。

スケール・ノート
この音を使うと、元のコードの役割を損ねるような音。アヴォイド・ノート(避けるべき音) とも呼ばれてもいます。ただし、この音を効果的にアドリブに使えば、とても魅力的な音として使うことも可能ですので、個人的には注意して扱うべき音、ノーティス・ノートとでも呼んだほうが良いと思っています。