目指す最終形

ジャズ理論 目次(その他の項目)

まずは、音源を聞きながら下の楽譜を見て下さい。

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この楽譜はStella By Starlight のコード進行に合う音をジャズ理論によって選び、それを下はドから上は1オクターブ上のソまでの間をコード進行に沿って機械的に並べたものです。 このようにジャズ理論とは、ごく簡単にいうとアドリヴ演奏やアレンジを行う上で、曲中の各コードに対して、「このスケールを中心に演奏しておけば音は外れないよ」というものを導き出す方法論です。 多くのジャズミュージシャンは、その瞬間、瞬間で演奏すべき音の感覚を、理論的、感覚的、または圧倒的な経験値などにより習得しています。

この曲は比較的、難易度の高いコード進行を持つ曲ですが(=演奏しずらい・音を外しやすい)このようにジャズ理論によって、理論的に難しいとされる曲でも、演奏する上で土台となるべき音並び(=音階)を導き出せます。 そして導き出された音階を反復練習などの努力によって感覚的なものにしていくと、少なくとも「音を外すかも」という恐怖からは逃れられるようになります。ジャズ理論とは、 演奏者の負担をかなり軽くしてくれる便利なものと思ってください。

確かにジャズ理論には 曖昧な事が多 く「これ!」といった正解が出せなかったり、覚えなきゃいけないことが多かったりして、かなりめんどくさいことが多いのは事実ですが、決して難しいものではないと思ってます。このブログを通して、ジャズ理論を、できるだけ簡単に分かりやすくシンプルに説明するように心がけますので、皆さんも頑張って習得して欲しいと思います。